ずいぶん仕上がって来ました−アルトワークスレストア続報。

おまたせしました。数ヶ月ぶりに、スピード&パワーをモットーに、クロカワ周りのクルマにまつわる楽しい話題をお届けする、クロカワワークスのコーナーです。




本店工場でコツコツ続いているアルトワークスレストアの、続報ですが…
この半年ほどで随分作業が進みました。

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アルトワークス(2代目) Fリミテッド 5MT
色:オリンポスホワイト
初年度登録:1994年
走行距離:216154キロ

レストア前の車両の状況:タイミングベルトは2回交換されていて(前回は2015年)、特にスポーツ走行には用いられた様子はない。長年にわたってフルノーマルの状態で日常の足として使われていたもよう

アルトワークスのレストアがスタート! (6月)
https://kurocar.com/blog/archives/265

やっぱり、あちらこちらで錆が!?アルトワークスレストア計画 その2 (7月))
https://kurocar.com/blog/archives/269

アルトワークス・レストア続報 (8月)
https://kurocar.com/blog/archives/284

アルトワークス・レストア続報 (12月)
https://kurocar.com/blog/archives/345

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◎エンジン

まずは年明け早々に、エンジンの整備が完了しました。



このクルマの走行距離は20万キロ超え。エンジンはあちらこちらでオイル漏れが見られました。

そこで、オーバーホールに当たってはガスケットやパッキン類はすべて交換。



加えてクラッチも交換され、ターボもリビルド品(消耗部品などを新品にするなどして再生したもの)に載せ替えました。

これでエンジンの整備は完了。見た目にもくたびれ感がなくなり、走りの変化にも期待が持てそうです。


◎ボディ周り

つづいて春になってからはボディ周りの板金作業も進みました。

昨年中にドアやリアパネル、ボンネットなどの作業は終えたのですが、

エンジンを下ろし、内装をはがした車内をみてみれば、



予想されていたとはいえ・・・




フロントのタイヤハウス(ホイールハウス)付近にフロアの穴を発見。



12月の記事でも紹介したように、ウインドー周りの錆びや穴もなかなかに深刻な状態でした。

そうした部分のレストアを、お客様のお車の整備の合間や、仕事後の時間をみてコツコツと直し、場所によっては溶接して穴を埋め、場合によってはパーツの一部を自作するなどして、板金作業を進めてきた結果、




ごらんください、本来のフォルムを取り戻しました。




ボディ周辺の板金作業はほぼ終了し、内装の塗装は終わって、外装も下地の塗装まで終わっています。



あの錆びがひどかったウインドー周りや、




穴が見つかったフロア周りもきっちり直し、




整備の終わったエンジンも搭載されました。

あとは下周りの整備をして、レストアの最終段階へと進んでいきます。
今後の展開にもご注目ください。