やっぱり、あちらこちらで錆が!〜アルトワークスレストア計画 その2

クロカワ自動車界隈で起こっている、クルマにまつわるちょっと楽しい話題を提供するクロカワワークスのコーナー。第二回は、アルトワークスレストア計画の経過報告です。

前回紹介したレストア車両のプロフィルを振り返ると、

アルトワークス(2代目) Fリミテッド 5MT
色:オリンポスホワイト
初年度登録:1994年
走行距離:216154キロ
車両の状況:タイミングベルトは2回交換されていて(前回は2015年)、特にスポーツ走行には用いられた様子はない。長年にわたってフルノーマルの状態で日常の足として使われていたもよう

さて、最初に板金担当が外装に取りかかっているのですが、実はここのところ、お客様の愛車の入庫が相次いでいて、レストアがボチボチとしか進んでいない状況です。

さしあたり、冒頭の画像のようにフロントとリアのバンパー、そしてフロントのフェンダーも外してみたのですが、そこには予想通りの錆が!!二つ並んだフェンダーのうち、右側の様にしっかり錆びていたものを、左側の様に錆と塗装を落として、レストアの準備を進めています。

リアバンパーを外した跡をみても、錆はかなり進んでいました。右のボルト取り付け部部分はがっつり錆が進んでいて、

左の方は、ボルト自体もしっかり錆びて、折れてしまっています。

なにしろ20年以上前のクルマのため、パーツの入手も限られてきます。このバックパネルまわりなどは、自作していかなければならなそうです。

今後、本格的に手が入っていくのですが、当社ベテラン板金職人の見立てでは「各所には確実に錆びがきていること確実」で、来月にはどんな画像を読者の皆さんにお知らせすることになるのか「本当にどれだけ傷んでいるのかは、開けてみなければ分からない」(ベテラン板金職人)とのことです。

ただ下周りについては、前回のブログで「下周りにはシャシーブラックがしっかり施工されていて」と書いた通りに、水がたまったことがある形跡もないので、深刻でもないことを祈るのみです。

一方で車内には取り外したり、取り寄せたりしたバンパーやエアロ系の部品などが詰め込まれて、仕上げの工程を待っています。

とまあ、当社の熟練板金スタッフが持てる技術が注ぎ込んでいるレストア計画の今後の展開に、ご期待ください。

***********

おまけ

当社の工場の片隅には、もう一台、マニアック案件な車両がいます。

走りの良さで評価が高かった、トヨタのミッドシップ+ライトウエィト+オープンスポーツのMR−Sです。当社関係者のものなのですが、割れていたリップスポイラーを板金部門で補修して、少しずつ手が入り始めています。

大幅なモディファイやドレスアップなどはしない方針ですが、クルマ好きのお客様の興味をそそる仕事をした場合には、このブログでまたご報告します。